転職前に知っておきたい「医師が転科する際のデメリット」とは?


2017年11月24日 11:23


一時的に収入が少なくなる可能性がある


転科する時は、新たに転科先を探さなくてはいけません。
しかし、転科先の選定に時間がかかったり、入職までに期間が空いたりしてしまうと、一時的に収入がなくなってしまう可能性があるので注意が必要です。
すぐに見つかれば良いのですが、余裕を持って転科するためにも、数カ月分の生活費は確保しておくべき。
もし貯蓄が少なければ焦りが生じてしまい、転科に失敗するリスクが高まります。

退職前に転科先の候補を選定し、スムーズに転科できるようにしておくよう心がけてください。
転科は準備が大切でもあります。
退職前は引き継ぎなどで忙しくなりますが、合間を縫って転科に向けた準備を整えておきましょう。

また初めから研修を受ける


転科を行うと、最初から研修を受け直す必要があります。
全く違う診療科で働くため、こればかりは仕方ないとも言えるでしょう。
仮にほとんど知識・経験がない診療科へ転科した場合、研修を受けずに診療を始めることは非常に困難です。
少し厳しいようですが、もし研修を受けることに抵抗がある方は、転科を断念するべきでしょう。
ほぼ全ての医療機関で一定期間研修を受けるため、相応の覚悟を持って転科する必要があります。

逆に新しい知識を吸収したい、経験を積み上げたいと考えている方にとって、研修はメリットでありチャンスです。
研修では一から教えてもらえるため、様々なことを得られますが、ここでしっかり吸収しておけば将来大きな武器となることは間違い有りません。

年下の指導医の指導を受けることになる


一般的な医療機関では、経験の長い医師が先輩、経験が短い医師や研修医が後輩という上下関係が築かれています。
もちろん例外もありますが、年齢による上下関係よりも経験が重視される傾向にあります。
転科をした場合は一からのスタートになりますが、自分より年下の医師から指導を受ける可能性もある点に注意しましょう。

例えば40歳で転科した医師と、その診療科で5年間経験がある35歳医師が居た場合、40歳の医師が後輩となります。
転科すると年齢が逆転するケースは非常に多く、自分よりも年下の指導医が指導を行うことは決して珍しくないのです。
特に医師の平均年齢が若い診療科へと転科する場合、こうした現象はよく起こります。
違和感を覚えたり、抵抗を感じるかもしれませんが、この点を理解しておきましょう。